Home Doctor Mikami Story 03

Y様邸の浴室塗装工事のお話をします。

今回の案件は、浴槽と洗い場のカウンタースペースの塗り替えを行いました。
清掃時に、カビ取り用の洗剤を使用した際、水で洗い流すのを忘れてしまったことで、写真のように変色してしまい、塗り替えを希望されました。

(タカラ製の豪華なステンレス浴槽にも変色があり、一緒に塗り替えすることに・・・)

ここからは、浴室塗装の工程に沿って、説明していきます。

1、古い塗装をはがす作業

写真のように、機械を使って、古い塗膜を削りとっていきます。

2、養生作業

※養生とは、周りを汚さないためと傷をつけないために、テープやビニールで保護をする作業です。

今回の塗装は、吹きつけをするため、周りに塗料が飛び散らないように厳重にビニールで囲い、匂いがこもらないように、窓から換気用のパイプを出して、排気を行いながらの作業でした。

3、下地補修作業

細かい傷などがある場合に、パテや補修剤を使って傷を埋める作業です。

(今回の物件は、とても状態が良かったため、補修作業は行っていません。)

4、設備機器の撤去作業

浴槽まわりの コーキング、蛇口、シャワー栓などを、いったん取り外して、塗料がつかないようにします。

(この作業により、隙間までキレイに塗装することができます。)

5、下塗作業

3回に分けて吹きつけ塗装を行いますが、まずは薄く下塗を行います。

(下地が透けて見えないか、密着は良いかの確認をするためです。)

6、中塗作業

2回目は少し厚めに吹きつけていきます。

(塗料が垂れてくる・・・限界まで吹きつけします。)

7、研磨作業

少し時間をおいて、乾いた所を耐水ペーパーで全体的にこすって、塗料の凸凹を削り、平らにしていきます。

(下地を平らにする事は、とても仕上がりに影響します。)

8、上塗作業

3回目は2回目より、少し薄めに吹きつけ塗装します。

(塗料の厚みが均等になるように行います。)
(この作業が一番技術が求められるところです・・・。職人さんの腕の見せどころですね。)

9、コーキング打ち替え作業

浴槽や壁まわりのコーキングを入れなおします。

10、後片付け

浴室塗装は、特殊な道具をたくさん使うので、準備と後片付けに時間がかかります。

これで浴室塗装の完了です。
(今回は、ピンク色から白色に塗り替えました。)

今回の浴槽は、とても状態が良かったため、朝9時から夜8時までの1日の作業で終えることができました。
(通常だと、2日はかかります)

また、浴室塗装後の、約束事が次のようにあります。

・塗装した当日は、浴室全体使用できません。
・翌日はシャワーのみ使用できます。
・2日目からは、浴槽も使用できますが、お湯をためて一晩おくことや、追い炊きは2週間ほど避けてください。

といった、ちょっと厳しい約束事になっています。
(お客様には、本当に心苦しく思っています・・・。)

今、浴室塗装のお問い合わせが増えています。
皆様のリラックスタイムを良きものにするべく、これからも、お手伝いしていけたらなと思っております。