Home Doctor Mikami Story 01

K様邸の蔵の床の改修工事のお話をします。

今回の案件の蔵は外部にある独立した6.6平米の平屋の蔵です。
その中に置いてあった金庫の重みのせいで床が腐って落ちてしまったので、直してほしいというご依頼でした。

(久しぶりの大工仕事で、少しうれしい気分ですが・・・一人での作業はちょっと大変そうだな・・・とっても立派な金庫だけど、150㎏くらいありそうだが・・・大丈夫かな・・・)

と、思いつつ、まずは床の改修にとりかかりました。

築30年以上の物件なので、雨水による腐食がとても激しかった。
なので、土台や柱・床の下地となっている、木材部分を交換し補修しました。
そして、土台を撤去してみたところ、なんと!基礎部分に鉄筋が入っていないことがわかりました。

(ありえません!! 基礎に鉄筋が入っていないなんて・・・)

そのために、基礎部分が割れてしまっていたので、お客様に報告し、今のところ強度的にはあまり支障がないことを伝えて、
今回は、コーキングで補修して、ひび割れ部分から水が入らないようにすることとしました。

次に、床の下地の補強です。

床の下地がとても弱かったので、金庫の重みに耐えられるように、下地材を普通よりも2倍多く使って補強しました。

また、床に張っていた合板も痛みがひどかったので、合板も2枚張りにして補強し、床を平らにしました。
もともと床が少し傾いていたので、下地の修正も加えて行っています。

次に、漏水補修です。

色々なところの隙間から、雨水が入っていたため、その隙間をコーキングで埋めて、水の浸入を防ぐ作業を行いました。

(本当は、コーキングだけでは、あまり長持ちしないのだが・・・ とりあえず今回は、お客様と相談のうえ、補修程度で済ませることにしました。)

これで、今回の工事は終了です。

今回の現場は、最初の現場調査での診断通りで、作業をすすめていきましたが、基礎部分に鉄筋が入っていなかったことは、予想外で本当に驚きました。

(鉄筋は入っていないし、コンクリートの材料が「丸い石”川砂利”」を使っていたために、密着強度も弱くなったせいで、割れてしまったのでしょう・・・)

色々と大変なこともありましたが、なんといってもお客様に喜んでいただけたので、とてもうれしく思います。

お客様からは、隣にある今回の蔵よりも”ひとまわり”大きな蔵の床の補強も頼まれました!!

次の蔵は、床だけでなく、出入り口の壁のモルタルがはがれていて、今にも落ちそうに・・・
落下するととても危険なので、撤去し軽量な建材に張替える予定です

(ちょっと、次はもっと大変そうな気がします・・・)

それは、また次の話で・・・・・

先日、K様邸の蔵の床の改修工事をさせていただきました。

(※久しぶりに大工仕事を一人でしたので体は筋肉痛でしたが、好きな作業なので気持ちはスッキリ!!)

今回の案件は、外部にある独立した6.6平米の平屋の蔵で、その中にとても重たい金庫を置いていたため、その金庫の重量で腐食した床が落ちてしまったので、なおしてほしいというご依頼でした。

蔵の床改修工事

築30年以上の物件なので、雨水による腐食がとても激しく、土台や柱・床の下地となっている、木材部分の交換と補修を行いました。土台を撤去してみたところ、基礎に鉄筋が入っていないため、基礎コンクリートが割れてしまっていました。お客様に確認して頂き、強度的にはあまり支障が無い事を伝えて、今回はコーキングで補修して、ヒビ割れ部分から水が入らないようにすることにしました。

床下地補強工事

床の下地がとても弱く補強を行い、金庫の重量に耐えられるように床下地材を2倍使い補強しました。(少しの面積の工事なので、在庫を使う事の了解を貰っていたので、材料はあまり購入しなくて済んでコストをおさえられています。)

床合板重ね張り工事

床に張っていた合板も傷みがひどかったため、合板を2枚張りにして補強し、床を平らにすることにしました。(床が少し傾いていたので、下地の修正を加えています。)

漏水補修工事

又色々な隙間から雨水が入ったため、腐食がおこっていたので、隙間をコーキングで埋めて水の浸入を防ぐ作業も行いました。(コーキングだけでは、あまり長持ちしないのですが、オーナー様と話をして、補修程度で済ませています。)

今回の工事で苦労したことは、中に入っていた金庫がとても重たく(約150kgほどあったのでは?)、移動しながらの作業だったので、一人では少し大変でした。

床も2重に補強することが出来て丈夫になり、しばらくは床も心配ないと思います。
(10年ほどは持ってくれるとうれしいですが!!)

今度は、隣にあるひとまわり大きな蔵の床の補強も依頼されました。

隣の蔵は床だけではなく、出入り口の壁のモルタルがはがれているため、落下すると危険なモルタルを撤去し、軽量な建材に張替え、腐食している柱や土台を補修・交換をする予定です。(次は今回よりも大変な予感がします。)

今回の現場は、最初の現場調査で診断を行い、工事を開始しましたが、ほぼ予想通りの腐食具合で、予定通り作業を終了しましたが、基礎に鉄筋が入っていなかった事はおどろきました。
(基礎には鉄筋が必ず入っているものなのですが、今回は入っていない事と、コンクリートの材料である砕石が丸い石(川砂利)を使っていたため、密着強度が弱くなり、今回のように基礎が割れてしまったと思います。)